米国ビットコインETF、10日連続の資金流入記録が途絶える

米国のスポットビットコイン上場投資信託(ETF)は、過去1週間で資金流入の急激な減少を記録し、10日間続いた流入の流れが途絶えた。SoSoValueのデータによると、12のスポットビットコインETFは先週、純流入額1億9648万ドルを記録したものの、前週の7億4435万ドルと比較すると73.6%の大幅減となった。特に、3月24日から28日の週の前半は好調で、月曜日から木曜日までの間に合計2億8963万ドルの純流入があったが、金曜日には9316万ドルの流出に転じた。

この週の最大の流入を記録したのは、ブラックロックのIBITで1億7200万ドルを集め、次いでフィデリティのFBTCが8680万ドルを確保した。一方、VanEckのHODLは500万ドルの純流入を記録したが、ARK 21SharesのARKB、BitwiseのBITB、WisdomTreeのBTCW、InvescoのBTCOは合計6740万ドルの流出となり、市場全体の投資心理の変化を反映している。特に、3月28日(金)の流出は、年内最長の10日間連続流入記録を終わらせる要因となった。

市場のセンチメントの急激な変化は、ビットコインの四半期パフォーマンスが2018年以来最悪の水準に近づいていることと関係している。今年第1四半期のビットコイン価格は11.86%下落し、現在8万1939ドルで推移している。これは2020年第1四半期の10.83%の下落を上回る水準だ。さらに、4月2日に予定されているトランプ前大統領の相互関税発動や、予想を上回るコアPCEデータによるFRB利下げの遅れ懸念が市場の不透明感を高めており、ビットコイン価格が8万ドルを下回る可能性も示唆されている。